WiMAXの通信が遅いときの原因と対策

通信速度

WiMAXの通信速度が遅いときの原因と対策

WiMAXを使用して動画を見ていると、いいところで動画がカクカクと固まってしまい、イライラした経験はありませんか?
動画がカクカクする理由とWiMAXの通信速度が遅くなる原因と改善方法を紹介します!

WiMAXの通信速度は遅い?

2018年9月現在、WiMAXの下り通信速度は最大758Mbpsで、高速通信が可能になっています。
しかし、この数値は理論上の最高速度であって、実際に758Mbpsの速度が出ることはありません。ベストエフォートと呼ばれるもので「モバイル通信の環境が整っていれば最大速度が出る」ということです。

インターネットを利用する時間・場所・端末によって通信速度が変わるため、通信速度は実際に利用し、試してみなければWiMAXの速度を実感することは難しいです。

通信速度の体感値

目安として速度が5Mbps以上でてればストレスなくネットを楽しむことができます。

速度 体感
1Mbps以下 写真が多いサイトを開くのに時間がかかる。Youtubeは頻繁に止まる。
1~2Mbps 通常のサイトは問題なく閲覧可能。

Youtubeなどの動画は途中で止まったり、立ち上がりに時間がかかったりする。

2~5Mbps ある程度重いサイトも時間をかけず見ることができる。Youtubeくらいの動画はストレスなく見れる。
5Mbps以上 ネット閲覧は5~50Mbpsあれば体感速度に差を感じることはない。

Youtubeの高画質動画もストレスなく快適に見れる。

30Mbps以上 複数台の機器を繋いでも問題が無い。

オンラインゲームもストレスなくできる。

WiMAXの通信速度を計測してみよう

まずは、自分のWiMAXの通信速度を計測してみて下さい。

通信速度は「Radish Network Speed Testing」にて計測することが可能です。

通信速度を計測するアプリもあります。
・speedtest【iPhone版】
・speedtest【Android版】

通信速度が遅かった場合は、以下のような原因があり、また対策もありますので、参考にしてください。

WiMAXの通信速度が遅い原因は?

WiMAXの通信速度が遅い原因

WiMAXの通信速度が遅い時には以下のような原因が考えられます。

  • 速度制限がかかっている
  • 電波の受信状況が悪い
  • 対応エリア外
  • 端末が古く性能が低い
  • 他の電波の干渉を受けている
  • 省電力設定になっている
  • 夜間は遅くなることがある

WiMAXルーターに速度制限がかかっている

WiMAXは、プランによって速度制限がかかる条件があります。

  • ギガ放題プラン:3日間で10GBの通信量を超えると速度制限にかかります。
  • 7GB通常プランのみ:月間7GBの通信量を超えると速度制限にかかります。
  • au 4G LTEのみ:ギガ放題プランにしていても、月間7GBの通信量を超えると速度制限にかかります。

通信制限により、速度にも制限がかかるので気を付けましょう。

ギガ放題プランの速度制限

3日間で、使用通信量が10GBを超えた場合の速度制限は、以下の通りです。

速度制限がかかるデータ量 速度制限がかかる時間 速度制限後の最大通信速度
3日間で10GB以上(WiMAX2+とau 4G LTEのデータ量の合計) 3日間で10GBを超えた日の翌日18時頃~翌2時頃 1Mbps

速度制限といっても厳しいものではなく、速度制限がかかっても上記の表の時間のみで、他の時間帯は解除されます。
補足になりますが、10GBとはスマートフォンでYoutube(標準画質)を40時間見続けるぐらいの容量になります。

7GB通常プランの速度制限

Wimaxとau 4G LTEの通信料が、ひと月で合わせて7GBを超えた時に速度制限がかかります。
速度制限がかかった月は、残り日数の通信速度が128kbpsに制限されます。
速度制限は翌月の1日に解除されますが、解除される時間は具体的に公表されていません。

au 4G LTEのみの速度制限

速度制限

au 4G LTEのハイスピードエリアモードの月間7GBは、LTEの通信料だけではなくWiMAXの通信料も含まれます。
WiMAX回線の速度制限がかかった時点で、ハイスピードエリアモードに切り替えてLTEを使おうと思っても、速度制限はそのままということです。

WiMAX電波の受信状況が悪い

WiMAXは端末と基地局にて送受信が行われています。
建物の奥など、場所によってはWiMAXの電波の通信状況が悪くなる場合があります。
WiMAXの電波は真っ直ぐに飛ぶので、障害物を回り込むことができないので障害物の多い場所ほどWiMAXの通信速度は遅くなりやすいです。

WiMAXが対応エリア外

WiMAXは基地局を徐々に増やしているため、440Mbpsの対応エリアは全国展開となりました。
しかし、全国展開といってもすべての場所がエリア内ではないので、対応エリア外だと通信速度が遅くなってしまいます。

WiMAX通信のサービスエリア内なのかピンポイントで知りたいときは、「UQ WiMAX」の公式ページの「ピンポイントエリア判定」で調べてみましょう。

WiMAXのサービスエリアについてはこちらで詳しく説明しています。興味のある方はぜひご覧ください。
【関連記事 繫がらないエリアはあるの?WiMAXが使える範囲とは

端末が古く性能が低い

WiMAXで使える端末は、どんどん新しいものが登場しています。

一番古い機種のSpeed Wi-Fi NEXT W02では、下り最大220Mbpsとなっていますが、最新端末と比べると遅くなっています。
最新端末では最高で758Mbpsまで速度がでます。

WiMAXで使える端末についてはこちらで詳しく解説しています。ご参考にしてください。
【関連記事 WiMAX端末とプロバイダの失敗しない選び方を紹介

他の電波の干渉を受けている

他の電波の干渉を受けている

Wi-Fiの電波は、Bluetoothや電子レンジなど、他の電波の干渉を受けてしまうので、電波干渉を受けてしまう場所では、速度低下が起きてしまうこともあります。

省電力設定になっている

端末によっては省電力設定(バッテリーセーブモード)ができるものがあります。

省電力設定にはバッテリーの節約ができるメリットがある反面、通信速度が遅くなるデメリットがあります。

夜間は遅くなることがある WiMAXは夜になるほど速度が遅くなることがあります。

一番の理由は、夜になると会社や学校から帰宅した人がインターネットを利用し、利用者数が増えることで帯域が圧迫されるためです。

利用している人が増えるほど遅くなるのは仕方がありません。

夜間は遅くなることがある

WiMAXの通信速度が遅い時の対策は?

上記で説明した原因の対策を紹介していきますので、自分の原因にあった対処を行ってください。
通信速度を少しでも早くする参考にしてください。

速度制限がかかった時はプラン変更も検討しよう

7GB通常プランのみ、au 4G LTEのみの通常プランの場合は、月7GBという制限があります。
ギガ放題プランには月7GBの制限はないので、通常プランからギガ放題プランへの変更しましょう。

ただし、通常プランより月額料金が高くなりますので注意してください。

電波の受信状況が悪い時は置き場所を変えてみよう

電波の受信状況が悪い時は置き場所を変えてみよう

建物の奥で電波の受信状況が悪い時は、窓際に移動すると改善することがあります。
端末をバッグに入れたままだと受信状況が悪くなりやすいため、遅い時は外に出してみて下さい。
通信速度が遅いからと言って外部アンテナは付けないほうが良いでしょう。自宅のみで通信する場合は据え置き型のルーターを使用し、有線LANで接続するという対策もあります。
WiMAXルーターでも、別売のクレードルを使用すると有線LANで接続できるようになります。

対応エリア外で遅い時はモード変更

WiMAXの対応エリア外で通信速度が遅くなっている場合は、WiMAX回線より対応エリアが広いau 4G LTEを使用するという対策があります。
端末の設定をハイスピードプラスエリアモードに変更してみましょう。

3年契約ではハイスピードプラスエリアモードは無料ですが、2年契約の場合はオプション料として使用した月に1,005円(税抜き)が発生しますので注意してください。

端末が古い時の新機種に乗り換え

端末の古さが原因の時は、新機種に替えましょう。

新機種のWiMAXでは、キャリアアグリゲーションと呼ばれる技術で通信速度を高速化しています。
キャリアアグリゲーションは二つの電波を束ねています。
二つの電波のうち一つの電波で受信状況が悪くなっても、もう一つの受信状況の良い電波を利用できます。キャリアアグリゲーションによって、通信が安定しやすいメリットも生じるわけです。
4×4MIMOでは、アンテナを4本に増やして高速化しています。電波の反射を活用しているため、ビルやマンションなどの建物が多い場所でも繋がりやすいメリットがあります。

おすすめの機種は通信速度が速いW05

おすすめの機種は通信速度が速いW05

新機種の中には、キャリアアグリゲーションと4×4MIMO、両方盛り込まれたものがあります。端末ごとに通信速度を比較しましたので機種変更の参考にしてください。

機種名 下り最大通信速度 上り最大通信速度
W05 758Mbps 112.5Mbps
W04 758Mbps 37.5Mbps
WX04 440Mbps 75Mbps
WX03 440Mbps 30Mbps
W03 370Mbps 25Mbps

2018年1月より発売されているSpeed Wi-Fi NEXT W05では、高速化の技術により、下り最大速度758Mbpsもの通信速度を実現しています。

一般的には、webページ閲覧や動画を利用するための「下りの通信速度」が重要とされていますが、動画のアップロードや写真の共有をよくする方にとっては、上りの通信速度も大切です。購入を考えている人は、デザインなどにこだわりがない限り、最新機種のW05をおすすめします。

他の電波の干渉を受けているときは電波帯の変更

パフォーマンス優先に設定

WiMAXの端末で使用できる電波は、2.4GHzと5.0GHzの2種類が用意されており、初期設定は2.4GHzですが5.0GHzに変えることで電波干渉の対策になります。

2.4GHzと5.0GHzのメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット デメリット
2.4GHz 障害物と距離に強い 色々な製品で使われている電波なので干渉を受けやすい
5.0GHz 基本的にルーターにしか使われない電波なので、干渉を受けにくい 真っ直ぐ進むため、障害物に弱い

端末ごとに設定を変更することが可能なので、電波干渉が原因かもと思ったときは一度お試しください。解決できることがあります。

省電力設定が原因の時はモード変更

端末の省電力設定で遅くなっている時は、ハイパフォーマンスへ設定してみて下さい。

WiFiルーターの端末だけでなく、ノートパソコンをバッテリー電源で使用している場合、省電力設定になり、通信速度が遅くなる事があります。
コンセントに接続してAC電源に変える、省電力の設定を見直しする、パフォーマンス優先に設定するなどの対策を行ってみて下さい。

夜間遅くなることへの対策

もともと、光回線サービスと比較すると、モバイルWiFiルーターの通信速度はもちろん遅いです。自宅内でのWiMAXの夜間使用で、通信速度の遅さにストレスが溜まるのであれば、光回線の契約して、WiMAXと光回線の使い分けも視野にいれることをおすすめします。

WiMAXと光回線の通信速度を比較

データ量が大きい通信も安定

Wimaxの最新機種「W05」とネットやテレビでよく見かける光回線の速度を比較してみました。

回線種別 提供会社 下り最大通信速度 上り最大通信速度
W05(WiMAX) UQ WiMAX 758Mbps 112.5Mbps
NURO光 So-net 2Gbps 1Gbps
auひかり KDDI 10Gbps 1Gbps
ソフトバンク光 ソフトバンク 1Gbps 1Gbps
フレッツ光 NTT 1Gbps 1Gbps

世界最速で知られるNURO光では、下り最大速度2Gbps、上り最大速度1Gbpsの超高速光通信が使用できます。WiMAXの通信速度758Mbpsと比べると、圧倒的に光回線の方が速いです。光回線は、速度が遅くなることも制限がかかることもないので、データ通信量を気にせず高画質の動画の視聴やオンラインゲームなども楽しめます。
また、電波を拾い通信を行うWiMAXと違い、光回線は回線ケーブルを使用するので、データ量が大きい通信も安定して使用できるというメリットがあります。

WiMAXの速度が遅い時は対策しても改善しなければ乗り換えを検討

WiMAXの通信速度が遅い時の原因や対策方法を紹介しました。
WiMAXの遅い原因と対策は、使い過ぎて通信制限がかかっている場合、周辺の状況による場合があります。
他に、夜はどうしても回線が込み合って通信速度が遅くなるので、少しでも気になるなら光回線への乗り換えも検討しましょう。

光回線へ乗り換える際のWiMAXの解約については、こちらのページを参考にしてください。
【関連記事 WiMAXの解約方法は?解約金を抑えるコツも紹介!